3Dプリンタでつくる生活自助具ワークショップ  第4回講座開催レポート

3Dプリンタでつくる生活自助具ワークショップの第4回を実施しました。当日の様子をお伝えします。

第4回 歯ブラシホルダーの制作とカスタマイズ

2026年10月18日(日)10:00〜15:00
会場:なみきスクエア2F 第一実習室(福岡市東区・千早駅最寄り)
今回の参加者は7名でした。実際の歯ブラシを題材に、採寸から設計・出力、使いやすくするための改良まで、一連の制作を体験していただきました。

午前の部:歯ブラシホルダーの制作とサイズ調整

今回は、暮らしの中の「歯を磨く動作」を支える自助具として、歯ブラシを取り付けるホルダーを制作しました。
午前は、ノギスで歯ブラシの柄の幅や厚さを測り、その寸法をもとに設計しました。まずは大きさを少しずつ変えた3つの穴を持つ試験片を出力し、実際に歯ブラシを差し込んで確認。その結果をもとに、ホルダー本体の制作を進めました。
測った寸法どおりに設計しても、出力すると入り具合が変わることがあります。実物で確かめながら調整することの大切さを学びました。

午後の部:曲げ加工と使いやすさの改良午後は、オーブンで温めたサンプルを使い、参加者全員で曲げる作業を体験しました。その後、角を丸くするなどの改良を加え、再び出力。

出力を待つ間には、熱した金属製のナットを埋め込み、ねじで固定できるようにする「ヒートインサート」のデモも行いました。
また、MakerWorldやThingiverse、コクリハブを紹介し、公開データの探し方や、利用条件を確認することについてもお伝えしました。

午後の部でいただいた質問とそのお答え

Q1. 業務時間内に出力が終わらない場合、どのような点に気をつければよいですか?
見守れる環境での出力を基本とし、熱源を扱うため、周囲の整理や温度の監視などの安全対策が必要です。時間内に収める方法として、モデルを分割して出力し、後から組み立てる方法もあります。
Q2. サイズが合わなかった場合は、一から作り直すのでしょうか?
データの寸法を修正して、もう一度出力します。今回のホルダーに使う樹脂の費用は、1個あたり約60〜80円が目安です。出力には時間がかかりますが、比較的少ない材料費で試作を繰り返せる点が3Dプリンタの利点です。
次回は、11月29日(日)です。
利用する方へのヒアリングやアイデア出しを通して、自助具の形を考えていきます。
お申込み等は、こちらのサイトより申込ください。