オンライン研修の取り組み紹介その1
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、AIPでは2020年4月よりオンライン研修を実施してきました。その内容や機材等をスタッフブログでご紹介していきます!
合同新人研修がオンライン研修になるまでの経緯
▲2019年度合同新人研修の様子
新型コロナウイルス対策として、例年の2倍以上の広さの教室確保してのソーシャルディスタンスの確保や、手指消毒アルコール・空気清浄機の複数設置、毎朝の検温確認・体温計設置、咳エチケットの徹底等々の準備を十分に行い集合研修がスタートとなりました。
▲2020年度合同新人研修、開始直後の様子。別教室も用意しソーシャルディスタンスを確保。
しかし3月末からの全国的な感染者の増加と、福岡県内でも感染者が増えて行く中で、4月13日[月]に緊急事態宣言(のち福岡は特定警戒地域に指定)が発令され、集合研修での実施が不可能となりました。
そのため、80名全員(3ヶ月フル参加71名、カリキュラム一部参加9名)がオンライン研修へ移行する必要が発生しました。
前週からオンライン受講移行へのご協力をいただいておりましたが、緊急事態宣言発令の翌週4月20日[月]からは受講生80名全員がオンライン研修の状態に移行できました。
ご参加の企業様には多々お手数おかけしてしまい申し訳ありませんでした。
さらに5月からは講師陣も全員がオンラインとなり、最大90名近い人数でのオンライン研修となりました。
その後オンライン研修は、6月12日[金]までの約2ヶ月間実施となりました。
感染者数が落ち着いてきたため、6月15日[月]からは感染対策をさらに押し進め、飛沫防止板等も用意し集合研修を6月30日[火]まで実施しました。
オンライン研修が可能となったのは
合同新人研修ではカリキュラムとして、プレゼンテーション研修を受講の後、毎日3分間プレゼンテーションを実施してきました。担当日を決めて3ヶ月間の中で最低各自3回のプレゼンテーションを行います。
3分間プレゼンテーションの予定は各社担当者様に事前にお知らせしており、ぜひご担当者や現場の方、そして過去合同新人研修を受講した先輩館に見学に来られてください、ともご案内しています。
その先輩たちから、3分間プレゼンテーションはぜひ見に行きたいのだが、業務の関係もあってなかなか実現できない、というお声を昨年からいただいていました。それを受けて2020年度からの新たな取り組みとして3分間プレゼンテーションの配信準備を進めてきました。
また合わせて新型コロナウイルスの感染状況が全国に広がりつつある中で、早々にカリキュラムの一部オンライン研修化を検討、機材の準備を進めてきました。
今回のオンライン研修へAIPとして比較的スムーズに移行できたのは、もちろん各社様、会場を管理されている福岡県様やふくおかIST様のご助力に寄るところは大きいのですが、これらの取り組みが事前に進んでいたからでもあります。
オンライン研修時の状況
▲講師側からの様子
▲slackを中心とした文字ベースでの指導も
その後Zoomのセキュリティ対策が行われた後も、引き続きZoom+GoogleMeet+slackという環境にて進めていきました。
模擬プロジェクトの配信
感染者数が落ちついてきたことを踏まえて、最後の2週間は新型コロナウイルス対策を十二分に行い、模擬プロジェクトを集合研修として実施しました。
模擬プロジェクトは毎年、最終日の1日前に成果発表会を実施しています。3分間プレゼンテーション同じく各社の担当者様や現場の方、先輩たちにもご参加いただき、コンペディション形式で各チームが作成したITサービスの品質を争う発表会でもあります。
感染者数が落ち着いたとはいえ、極力感染リスクを下げるために今年度は成果発表会へのご参加をみなさまにはご遠慮いただき、配信という形で参加していただくことになりました。
▲配信時の機材
3分間プレゼンテーションの配信に向けて予定していた機材に追加を行い、教室での発表の様子を配信できる環境を準備しました。
このように今年度の合同新人研修では、オンラインでの指導&オンライン配信、という形を実施し講師陣も多くの経験を積まさせていただきました。
今回得た経験については、今後スタッフブログにて「オンライン研修のポイント」として公開してまいります。
次回のご紹介は
このように実施した合同新人研修のオンライン研修ですが、その際に使用した各種ツールや機材について次回はご紹介したいと思います。